こんにちは、RESET天神店トレーナーの園田です!
本日は筋トレと免疫力について紹介します。
1.免疫物質の分泌量が減ってしまう
筋トレによる免疫力低下の主な原因の一つが、SIgA(分泌型免疫グロブリンA)という免疫物質の分泌量減少です。
SIgAは唾液や鼻水などに含まれる重要な免疫物質で、病原体が体内に侵入するのを防ぐ「粘膜免疫」の主役です。
激しい筋トレを行うと、このSIgAの分泌が減ってしまい、ウイルスや細菌に対する防御機能が弱くなります。
とくに高強度のトレーニングを行った直後は、病原体に無防備な状態となってしまいます。
ただし、適切な休息を取ることで免疫力は回復するため、過度に心配する必要はありません。
2.粘膜や内臓への血流が抑制されてしまう
高負荷の筋トレを行うと、血液が筋肉に集中し、粘膜や内臓への血流が減少してしまいます。
血液中には免疫細胞である白血球が多く存在しており、これらが体内を巡回することで病原体から体を守る仕組みです。
しかし、筋トレ中は筋肉への血流が優先されるため、鼻やのどなどの粘膜部分への血流が制限されます。
粘膜は病原体の侵入を防ぐ最初の砦ですが、血流が減ることで免疫細胞が十分に配置されず、病原体の体内侵入を簡単に許してしまう状態になります。
3.高強度の運動がストレスになっている
激しい筋トレは体にとってストレスとなり、自律神経やホルモンバランスの変化により免疫機能が抑制されます。
運動ストレスに対応するため分泌されるコルチゾールというホルモンには、免疫機能を抑制する作用があるのです。
さらに、激しい運動では大量の酸素を消費するため活性酸素が増加し、酸化ストレスによって免疫細胞のDNAが傷つけられることもあります。
これらの複合的な影響により、運動直後の免疫力低下が起こります。
結論適度な筋トレは免疫力を高めますがやりすぎには注意しましょう!